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交通事故死亡

最近発生の交通死亡事故

令和7年6月11日

R7.6.2 単独事故(工作物衝突)

【 阿南警察署管内 】

  • 発生日時
    • 令和7年6月2日(月) 午後11時10分頃
  • 発生場所
    • 阿南市那賀川町中島 国道55号 中島港入口分岐
  • 当事者
    • 軽四乗用車 × クッションドラム 
  • 事故状況
    • 緩やかな右カーブとなった国道を北から南に進行中の軽四乗用車が、側道分岐に設置されたクッションドラムに衝突、側道に流入し停車後炎上。軽四乗用車運転の男性(72歳)が死亡。

R7.5.4 単独事故(転落)

【 鳴門警察署管内 】

  • 発生日時
    • 令和7年5月4日(日) 午前0時0分頃
  • 発生場所
    • 鳴門市大麻町板東字永井 鳴門市管理通路
  • 当事者
    • 普通乗用車 
  • 事故状況
    • 市道から市管理通路に進入した普通乗用車が、通路西側の河川に転落。普通乗用車運転の男性(74歳)が死亡。

R7.4.15 人対車(横断歩道横断中)

【 阿波吉野川警察署管内 】

  • 発生日時
    • 令和7年4月15日(火) 午前9時55分頃
  • 発生場所
    • 阿波市市場町大野島字野神 主地道 鳴門池田線 切幡変電所前交差点
  • 当事者
    • 大型貨物車 × 歩行者 
  • 事故状況
    • 信号機により交通整理のされた県道交差点を東から西へ進行中の大型貨物車と、北から南へ横断歩道横断中の歩行者が衝突。歩行者の女性(73歳)が死亡。

令和6年中の交通死亡事故特徴

  • 死者33人のうち65歳以上の高齢者は23人で、死者数に占める割合は69.7%となり、全国平均の56.8%(12月末)を大きく上回りました。
  • 令和6年発生の年齢別交通事故死者数
  • 死者33人のうち25~39歳および50~59歳がそれぞれ2人(6.1%)、16~24歳および40~49歳がそれぞれ3人(9.1%)、65歳以上が23人(69.7%)。
  • 死者のうち7人(21.2%)が交差点(付近を含む)での事故で死亡しています。
  • 夜間事故による死者は14人(42.4%)で、うち7人が65歳以上の高齢者です。
  • 死亡事故29件のうち、人対車の事故は3件で、歩行者の横断中が1件、道路通行中が2件。車両相互の事故は14件発生しており、正面衝突が7件、出会頭衝突が4件、追突が2件、右折直進が1件。単独事故は9件発生しており、工作物衝突が6件、転落が3件で、また列車事故が3件発生しました。

令和7年中の交通死亡事故の特徴

  • 死者7人のうち65歳以上の高齢者は6人で、死者数に占める割合は85.7%となり、全国平均の 56.2%(5月末)を大きく上回っています。
  • 令和7年発生の年齢別交通事故死者数
  • 死者7人のうち50~59歳が1人(14.3%)、65歳以上が6人(85.7%)。
  • 死者のうち4人(57.1%)が交差点(付近を含む)での事故で死亡しました。
  • 夜間事故による死者は5人(71.4%)で、歩行中が3人、四輪乗車中が2人でした。
  • 人対車両の事故は4件で、道路横断中が3件(うち横断歩道横断が1件)、道路通行中が1件。車両相互の事故は追突事故が1件発生し、単独事故は2件で、工作物衝突と路外転落がそれぞれ1件でした。

〇「歩行者優先」の交通安全意識を徹底しましょう

 令和6年中に発生した人対車両の人身事故は164件と前年から16件減少しているものの、歩行者の横断歩道横断中の事故は43件で前年と同数となり、また死亡・重傷事故の合計では16件と前年から1件増加しています。今年は死亡事故7件中、歩行者の事故が4件と、前年同期から3件の増加となっています。JAFによる「信号機のない横断歩道での歩行者優先」調査では、令和6年の徳島県の停止率は44.4%で全国平均を8.6%下回るという結果も公開されています。横断歩道は歩行者が優先です。横断歩道手前のダイヤマークに注意を払い、また、横断歩道のない交差点でも道路を渡ろうとする歩行者を見かけたら、安全な横断のために停止するなどの「歩行者優先」の意識を徹底しましょう。

〇 早めのライト点灯と上向き点灯(ハイビーム)を心がけましょう

 昼間の時間が長い季節になりましたが、季節にかかわらず日の入りから1時間の間は重大な事故が多発する傾向にあるため、十分な注意が必要です。歩行者や自転車を早期に発見し事故を防止するためにも、薄暗さを感じる前からの早めのライト点灯を心がけ、夜間は上向き点灯(ハイビーム)にするように努めましょう。また、対向車とすれ違う際には下向き点灯(ロービーム)に切り替え、安全運転を心がけましょう。ライトの点灯は、雨天時の事故防止にも有効です。

〇 緊張感を持って運転をするようにしましょう

 令和6年の死亡事故29件のうち、一方の当事者の過失が主たる原因となる事故や単独事故は7割を超えており、また過失割合の大きい第一当事者の死亡する事故も4割以上を占めました。漫然運転や脇見運転は、事故原因の最たるものです。自動車のハンドルを握るということは、常に自分を含めた誰かの命も握っていることを自覚し、緊張感を持って運転することに努め、短距離の移動であっても必ず全席でシートベルト・チャイルドシートを着用するようにしましょう。長距離運転の際は、こまめな休憩をとることも大切です。
 他のドライバーや自転車、歩行者に優しい運転を心がけ、安全安心な徳島を目指しましょう。

飲酒運転による事故が依然として発生しています

 令和6年の飲酒事故は19件で前年から4件の減少しましたが、死亡事故が2件、重傷事故が4件発生しました。また、ひき逃げ事故が8件と多発し、前年から5件の増加となりました。
 飲酒運転は重大な犯罪です。運転者本人だけでなく、車やお酒の提供者、同乗者も厳しく罰せられることになり、被害者やその家族はもとより自分自身の家族や大切な人の人生までもを大きく狂わせてしまうような取り返しのつかない結果につながります。運転者とその周囲の人が、飲酒運転が非常に危険な行為であることを十分理解した上、「しない!」「させない!」という強い意志を持ち、協力することが大切です。飲酒運転が死語になる社会を目指しましょう。

令和7年中の交通死亡事故7件 7人(前年比 -4件、-7人)

うち高齢者の死者 6人(前年比 -4人)