令和5年12月31日
【 徳島中央警察署管内 】
【 阿南警察署管内 】
【 小松島警察署管内 】
【 徳島中央警察署管内 】
【 鳴門警察署管内 】
令和5年中の死亡事故では歩行者が被害となる事故が15件で、前年に比べて9件の増加となり、このうち4件は横断歩道横断中の事故で前年に比べて2件の増加となりました。横断歩道は歩行者が優先です。横断歩道手前のダイヤマークに注意を払い、また、横断歩道のない交差点でも道路を渡ろうとする歩行者を見かけたら、安全な横断のために停止するなどの「人優先」の意識を徹底しましょう。
夕暮れ時間が早くなる冬の間は事故の増加がみられるようになり、特に日の入りから1時間の間は重大な事故が多発する傾向にあるため、十分な注意が必要です。歩行者や自転車を早期に発見し事故を防止するためにも、薄暗さを感じる前からの早めのライト点灯を心がけ、夜間は上向き点灯(ハイビーム)にするように努めましょう。また、対向車とすれ違う際には下向き点灯(ロービーム)に切り替え、安全運転を心がけましょう。ライトの点灯は、雨天時の事故防止にも有効です。
令和5年の死亡事故28件のうち、一方の当事者の過失が主たる原因となる事故や単独事故は6割近くとなり、また過失割合の大きい第一当事者の死亡する事故も約半数を占めました。漫然運転や脇見運転は、事故原因の最たるものです。自動車のハンドルを握るということは、常に自分を含めた誰かの命も握っていることを自覚し、緊張感を持って運転することに努め、短距離の移動であっても必ず全席でシートベルトを着用するようにしましょう。長距離運転の際は、こまめな休憩をとることも大切です。
他のドライバーや自転車、歩行者に優しい運転を心がけ、安全安心な徳島を目指しましょう。
令和5年の飲酒事故は23件で前年から4件の増加となり、事故のうち死亡事故は1件、重傷事故は4件でした。また、令和3年に千葉県八街市において勤務中の飲酒運転により児童が亡くなる痛ましい交通事故が発生するなどしたことから、事業所における飲酒運転根絶のための取組が強化されています。
飲酒運転は重大な犯罪です。運転者本人だけでなく、車やお酒の提供者、同乗者も厳しく罰せられることになり、被害者やその家族はもとより自分自身の家族や大切な人の人生までもを大きく狂わせてしまうような取り返しのつかない結果につながります。運転者とその周囲の人が、飲酒運転が非常に危険な行為であることを十分理解した上、「しない!」「させない!」という強い意志を持ち、協力することが大切です。飲酒運転が死語になる社会を目指しましょう。
28件28人(前年比 +6件、+5人)
うち高齢者の死者 21人(前年比 +4人)
22件 23名(前年比 -10件、-9人)
うち高齢者の死者 18人(前年比 +1人)