令和7年11月13日
【 板野板野警察署管内 】

【 鳴門警察署管内 】

【 徳島中央警察署管内 】

【 徳島板野警察署管内 】



令和7年10月末の人対車両の人身事故は115件と前年同期から3件減少しているものの、死者数は3人増加しています。JAFによる「信号機のない横断歩道での歩行者優先」調査では、令和7年の徳島県の停止率は46.1%で全国平均を10.6%下回るという結果も公開されています。横断歩道は歩行者が優先です。横断歩道手前のダイヤマークに注意を払い、また、横断歩道のない交差点でも道路を渡ろうとする歩行者を見かけたら、安全な横断のために停止するなどの「歩行者優先」の意識を徹底しましょう。
秋から冬にかけては急激に夕暮れが早くなることもあり、日の入りから1時間の間は重大な事故が多発する傾向にあることから、十分な注意が必要です。歩行者や自転車を早期に発見し事故を防止するためにも、薄暗さを感じる前からの早めのライト点灯を心がけ、夜間は上向き点灯(ハイビーム)にするように努めましょう。また、対向車とすれ違う際には下向き点灯(ロービーム)に切り替え、安全運転を心がけましょう。ライトの点灯は、悪天候時の事故防止にも有効です。
本年発生の死亡事故17件のうち、一方の当事者の過失が主たる原因となる事故や単独事故は7割を超えており、また過失割合の大きい第一当事者の死亡する事故も4割以上を占めました。漫然運転や脇見運転は、事故原因の最たるものです。自動車のハンドルを握るということは、常に自分を含めた誰かの命も握っていることを自覚し、緊張感を持って運転することに努め、短距離の移動であっても必ず全席でシートベルト・チャイルドシートを着用するようにしましょう。長距離運転の際は、こまめな休憩をとることも大切です。
他のドライバーや自転車、歩行者に優しい運転を心がけ、安全安心な徳島を目指しましょう。
令和6年の飲酒事故は19件で前年から4件減少しましたが、死亡事故が2件、重傷事故が4件発生しました。また、飲酒によるひき逃げ事故が8件と多発し、前年から5件の増加となりました。本年は14件で2件の減少となっていますが、依然として飲酒運転により事件検挙される運転者が後を絶ちません。
飲酒運転は重大な犯罪です。運転者本人だけでなく、車やお酒の提供者、同乗者も厳しく罰せられることになり、被害者やその家族はもとより自分自身の家族や大切な人の人生までもを大きく狂わせてしまうような取り返しのつかない結果につながります。運転者とその周囲の人が、飲酒運転が非常に危険な行為であることを十分理解した上、「しない!」「させない!」という強い意志を持ち、協力することが大切です。飲酒運転が死語になる社会を目指しましょう。
うち高齢者の死者 12人(前年比 -2人)